ニューマチックケーソン工法

1.概要

ニューマチックケーソン工法(Pneumatic caisson method)の「pneumatic」は「空気の」という意味で、「caisson」は「函(はこ)」を意味します。日本では「潜函」工法とも呼ばれています。 現在では主として鉄筋コンクリート製の函(躯体)を地上で構築し、 躯体下部に気密な作業室を設け、ここに地下水圧に見合った圧縮空気を送り込むことにより、 地下水の浸入を防ぎます。そして掘削・排土を行いながらその躯体を地中に沈めることで、橋梁や建物の基礎、 あるいはシールドトンネルなどの発進立抗、地下鉄や地下道路のトンネル本体として広く活用されています。

2.原理

ニューマチックケーソン工法は、コップを逆さにして、内部の空気が逃げないようにしながら水中に押し込んだ状態と同じように、水の浸入を空気の圧力によって防ぐ原理を応用したものです。

オープンケーソンが両端にふたのない筒であるのに対し、ニューマチックケーソンは、ケーソンの下部に気密作業室を設け、そこに圧縮空気を送り込んで地下水の浸入を防ぎ、地上と同じ状態で掘削ができるようになっています。

3.施工順序

4.止水壁式ケーソン…幕別帯広芽室線 第二札内橋新設工事(下部工)

5.ピア式ケーソン…十勝川改修工事の内 千代田下流管理橋下部工事

施工実績

資料