弊社主催「名執雅子氏 時局講演会」を開催しました。
令和7年10月14日(火)、京王プラザホテル札幌において、弊社主催「名執雅子氏 時局講演会」を開催いたしました。
弊社は、創始者の遺訓である「世の為人の為につくせ」の精神のもと、地域貢献活動の一環として社会・文化活動の推進を目的に時局講演会を開催しており、今回で18回目を迎えました。
講師の名執雅子氏は、法務省において人権擁護局長・矯正局長などを歴任し、令和4年より日本司法支援センター(法テラス)理事、さらに今月からは同センター特別参与としてご活躍されております。
長年にわたり矯正行政や人権擁護の分野に携わり、少年院や少年鑑別所における若者の立ち直り支援を通じて多様な社会課題と向き合ってこられた豊富な経験を踏まえ、当日は「犯罪から見える社会課題」と題してご講演いただきました。
講演の中で名執氏は、刑法犯が令和4年から約20年ぶりに増加へ転じていることや、犯罪者の年齢構成について、少年の割合が減少する一方で高齢者の割合が大幅に増加している現状を示し、出所後を見据えた司法と福祉の連携、企業との協働・就労支援が再犯防止の鍵であると強調した上で、「罪を償った人がもう一度やり直せる社会は、新たな被害者を生まない社会につながる」と呼びかけました。
当講演会には1,200名を超える皆様にご来場いただき、大盛況のうちに閉会いたしました。お忙しい中お集まりいただいた皆様、ご協賛いただきました公益財団法人アジア刑政財団様に心より感謝申し上げます。
弊社は、今後も社会貢献につながる活動として、社会・文化活動を推進してまいりますので、引き続きご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。