令和3年度 北海道開発局優良工事等表彰式で、局長表彰を3部門で受賞しました。

令和3年度(第41回)北海道開発局優良工事等表彰式が令和3年10月4日(月)、北海道開発局研修センターで執り行われ、北海道開発局長 橋本 幸 様より局長表彰ならびに技術者表彰を3部門で受賞いたしました。
北海道開発局では、工事又は業務に関し特に成績優秀であり、他の模範として推奨するに値すると認められる場合に、当該請負者及び技術者を表彰することとしております。
工事部門では、令和2年度に完了した工事1,655件の中から創意工夫や困難な条件を克服し顕著な成績を上げた工事35件が選ばれました。
今回受賞した3工事の内、受賞した河川部門の「十勝川直轄砂防事業の内 戸蔦別川流木止設置外工事」では、十勝川直轄砂防事業で、戸蔦別川全体を対象に不安定な土砂移動を抑制するための砂防堰堤や床固工群の整備事業であり、昭和47年の着手開始から現在に至るまで継続的に整備されております。当該工事では、この内の第4号砂防堰堤工区と第4号床止め工区の2箇所において砂防設備を構築し、地域の安全と安心を確保することを目的とした工事です。
次に道路部門の「一般国道230号札幌市定山渓中央改良工事」では、札幌市内中心部と道内屈指の観光地である定山渓や洞爺湖を結ぶ区間で発生する慢性的な交通渋滞の緩和による道路交通の定時性、安全性の向上を目的とした延長2.8kmの4車線拡幅を行う事業です。このうち、本工事は、温泉観光宿泊施設が連立する区間の渋滞解消及び良好な景観形成と都市防災機能の向上を目的とした道路改良と電線共同溝を行う工事です。
最後に農業部門の「芽室川西地区 帯広かわにし導水路八千代西二線工区工事」では、帯広区域=8,839ha、芽室区域=11,784haの受益地において、水需要の変化に対応した用水再編により新たに畑地かんがい用水を確保し、地域の農業生産の向上および農業経営の安定を目的とし整備を行う工事です。
このような賞を頂いた事に感謝するとともに、各工事に関係された皆様に厚く御礼申し上げます。
今後も更なる安全確保、品質管理の徹底、創意工夫、技術力向上を図るため、日々研鑽していきたいと思っております。

常務執行役員土木担当 棟方  聡
常務執行役員札幌支社土木担当 河原崎直人

【河川部門】
工事名:十勝川直轄砂防事業の内 戸蔦別川流木止設置外工事
発注者:北海道開発局 帯広開発建設部
受注者:宮坂建設工業株式会社
監理技術者:平 隆行

【道路部門】
工事名:一般国道230号 札幌市 定山渓中央改良工事
発注者:北海道開発局 札幌開発建設部
受注者:宮坂建設工業株式会社
監理技術者:中原 孝行

【農業部門】
工事名:芽室川西地区 帯広かわにし導水路八千代西二線工区工事
発注者:北海道開発局 帯広開発建設部
受注者:宮坂建設工業株式会社
監理技術者:西本 広行